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再び日常生活に戻る

無事に博士号を取得し,大学院を卒業したら,通常勤務へと戻ることになります.
これまでの「仕事と学業」という二束の草鞋生活からようやく解放されます.
仕事内容が昔と同じままか,新しい仕事を与えられるかは,勤務先の状況によります.
また,ひょっとしたら待遇面でもアップする可能性がありますが,これも勤務先次第です.


【 名刺は大きく変わる!? 】

今までと違って,名刺は新しくなるかと思います.
博士号を取得すれば博士になりますので,例えば,「博士(工学)」と記載することができます.たったそれだけのことですが,博士号を取得できたことを実感できる瞬間です.

英文の名刺については,例えば,山田太郎さんの場合,

「Dr. Taro Yamada」か「Taro Yamada, Ph.D.」

のどちらかが多いようです.
前者は,その名の通りですが,後者の「Ph.D.」は何の略でしょうか?
これは,「Doctor of Philosophy」の略です.この場合の「Philosophy」は,哲学のことを指すのではなく,学術一般を意味しています

故に,「博士(工学)」の正式名称としては,「Doctor of Philosophy in Engineering」となります.


【 天狗にならない! 】

勤務先に戻れば,これまでの研究とは無関係な仕事をすることもあるでしょうし,そのまま研究を継続することもあるでしょう.結局のところ,勤務先次第になりますが,基本的には,勤務先は見込みのある人間に対して投資をするわけです.

つまり,その人にドクター(博士号)を取らせることによって,勤務先が何らかのメリットを感じる必要があります.ですから,本来であれば,博士号を取得させた後で,その能力を発揮してもらうような仕事(テーマ)を与えることになるかと思います.博士号を取得しても,すぐにはパワーアップしないとは思いますが,博士課程で培った知識や経験を最大限に活かすことが望まれます.

また,大学院在学中に,同僚に多少なりとも仕事の負担をかけていた場合もあるでしょうから,周囲への気配りも必要になります.特に,高い競争率で社内人選を勝ち抜いて「社会人ドクター」に選出された方は,周囲の妬みにも配慮した方が良いでしょう.

天狗にならないことが一番大切かもしれません.
 

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