[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
博士論文の最終版は,しかるべきところに提出するために,ハードカバーの状態で製本する必要があります.
学位授与後,学位論文(博士論文)は,国立国会図書館,大学図書館,主査のもとで1部ずつ保管されることになっています.
主査や大学の図書館は何となく分かりますが,国立国会図書館にも保管されるというのは凄いことだと思います.
恐らく,半永久的に残ると言っても過言ではないでしょう.
ちなみに,博士論文の概要である「主論文要旨」は,論文審査の要旨と共に,全国の大学や研究所等に送付されるようです.
【 製本はプロに任せる! 】
製本作業は,やはり,専門家に任せるのが一番です.
暫定版の頃は,研究室のプリンタで打ち出して,パンチ穴をあけて,ファイル綴じをしていましたが,国立国会図書館や大学図書館に納めたり,主査や副査の先生方に最終版を送る場合には,ハードカバーのしっかりしたモノにする必要があります.
大学の生協やコピーセンターなどでも製本作業を扱ってくれることがありますが,私の場合は,とにかく時間に追われていたこともあり,短納期で仕上げてくれるプロ(専門業者)を探しました.調べる方法はインターネットが便利ですが,それより先に,大学図書館に行って,過去の博士論文のハードカバーを直接見て,その業者を知ることが手っ取り早いです(ハードカバーに業者名が印刷されたり,シールが貼ってある場合があります).
私はそこで,いくつかの業者名を知り,ネットで調べました.そのうちのひとつが,私が通っていた大学の博士論文の製本実績がそこそこあったこと,短納期であったこと,サービスが充実していること,都内にあること,の理由から,迷うことなく決めました.
製本は,依頼者が用意した原稿(印刷された紙の状態)をそのままハードカバーに綴じて,綺麗に仕上げる作業です.このため,印刷された原稿の状態を良くしておく必要があります.
私は,紙質や印刷ミス(ズレ,汚れ,異物付着など)に注意して,10部用意し,業者まで持参しました.最終審査申請には3部必要ですから,まずは,超特急で3部だけ製本していただき,再び,引き取りに行きました.期待通り,ほんの数日間で作業完了でき,なんとか間に合いました.ちなみに,1~2月は製本ラッシュの時期ですから,時間に余裕を持って業者に依頼した方が良いでしょう.
≪ 公聴会は晴れ舞台! | | HOME | | 涙の卒業式 ≫ |