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人との出会いが全てとは言いませんが,社会人ドクターとして不定期に大学を訪問し,研究活動を進めていくためには,より多くの方々の協力が必要となります.
【 絶対的な存在! 】
研究活動を行うにあたり,最もお世話になるのが指導教官(ほとんどの場合,教授)です.
研究室の代表者でもあり,まさに世話人に相応しい先生です.教授と言えば,世間一般では「偉い人」になるかもしれませんが,いろいろな意味で「偉い」ことは事実です.直下の学生からみれば,神に近い存在かもしれません.
指導教官に対して,研究方針,研究内容,各種審査,博士論文執筆など,入学から卒業するまで面倒を見ていただけることになります.このため,できる限り,親密な関係を築いておくことが大切です(教授と言えども人間ですから,感情が全く入らないとは言い切れないと思います).
ただし,過剰な接待をしてはいけません.
日頃から真面目に大学に顔を出し,挨拶をし,現状報告と問題点を打ち上げ,時には先生のお手伝いもすると良いでしょう.難しいことではありません.
社会人ドクターの場合,勤務先と大学を行ったり来たりしますので,どうしても,他の学生に比べると疎遠になりがちです.電子メールや電話だけでなく,なるべく顔を見せると良いと思います.メールは便利ですが,真意が伝わらない場合もありますし,楽をしているイメージもありますから要注意です.
環境面では,可能であれば,大学時代の研究室に戻って研究ができると何かと便利です.つまり,OB(あるいはOG)として再び研究室に戻るという意味です.顔なじみの指導教官に再び師事することができますし,研究室の学生が,そのまま後輩にもなるからです(私はこのパターンでした).
【 研究を左右する貴重な戦力! 】
指導教官の次にお世話になるのが共同研究のスタッフです.
他大学の先生であったり,同じ大学の他学部の先生であったり,大学以外の研究機関(国や県レベルなど)あるいは民間企業の人であったり,研究室の学生であったり,とにかく,いろいろなスタッフと出会い,お世話になると思います.本格的に研究をし始めると,延べ人数でいけば,相当な数になります.
研究活動は個人の力だけでは,なかなか前に進みません.というよりも,ほとんど進みません.また,各種実験に必要な人・モノ・カネ・情報は,学生の身分では得られないことが多々あります.
例えば,医学系の研究をしている場合には,医学部あるいはそれに準ずる機関を介さなければ,研究に必要なデータを入手することは至難の業です.そのような時に,共同研究の先生方にアシストしていただき,遂行することができるかもしれません.ですから,指導教官だけでなく,共同研究のスタッフとも良い関係を築く必要があります.
指導教官はまとめ役(ボス的な存在)ですが,共同研究のスタッフは実動部隊のようなものであり,より身近な存在かと思います.他にも,学会等で知り合う他大学の先生及び学生とも親しくして,人的ネットワークを構築してくことが大切です(どの世界でもコネはあった方が得です).
孤立状態で研究を行うと,視野も狭くなり,上手くいかないことがあります.できる限りアンテナを広げましょう.
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