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この不景気でもっとも気になるのが「お金」です.
大学院には行きたいけれど,博士号を取得するために,いったいいくら必要になるのでしょうか?
【 大学への支払いは大きい! 】
入学試験に合格して喜んでばかりはいられません.
まずは,学費等を納める必要があります.
1年目は入学に関する費用も加わるため,私立大学の一例を挙げると,約100万円ほどの現金が必要です(学費を分納する場合には,学費の半分は秋に支払います).国立大学であれば,もっと安くなります(半分くらいでしょうか).どちらにしても,まとまった現金が必要となります.また,寄付金などは自由ですから,無理に支払う必要はありません.
2年目以降の学費に関しては,私立大学の一例で,2~3年目は年額で約75万円,延長となる4年目以降は年額で約60万円となります.学費の中には,在学料,施設設備費,実験実習費,学生健保などが含まれていますので,基本的には,これ以外の固定費は少ないと思います.
【 備品の支払いも大きい? 】
研究に必要な備品も意外とお金がかかります.
書籍代は,大学院レベルの専門書は高額なものが多いため,数冊そろえるだけで数万円になることもあります(なぜあんなに高いのでしょうか?).図書館や研究室で借りられる書籍であれば,それを上手く利用した方が良いでしょう.
また,パソコンやソフトウェアも必要になるかと思います.研究室や実験室で使用できるコンピュータ以外に,自分専用のパソコンが1台あると非常に便利です.主に,論文の作成やメールのチェック,あるいはネット検索などに利用します.持ち運べるノートパソコンがお薦めです.
【 学会への支払いもあった! 】
研究をするためには,研究に関連した学会への参加が求められます.
研究成果を発表し,論文を掲載するためには,原則として,学会に所属する必要があるからです.年会費,学会(学術大会)参加費,論文掲載時の別刷費が学会に関連する主な費用です.その額は…….
学会によって費用は異なりますが,目安としては年会費1万円,学会参加費1万円,論文別刷費10万円くらいかと思います.ひとつの学会だけでなく,数多くの学会発表を行い,論文を掲載すると,それに比例して費用も増えることになります.なかなか大変です.さらに,学会参加のため,日本各地あるいは海外への移動及びその滞在費も必要になります.
また,大学に連続で通う場合には,ホテルなどの宿泊費も必要です.最後には,博士論文の製本費用も加わります(数万円).
これらの費用を全て勤務先に負担してもらえる環境にあれば助かりますが,ある程度の自腹は覚悟しておいた方がいいでしょう.
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