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「学位」とは,あまり聞き慣れない言葉です.
日常生活でも使う場面はほとんどないかもしれません.
ところが,知らず知らずのうちに,学位を取得していた?……ということがあります.
特に,短期大学か高等専門学校か大学を卒業していれば,何かしらの「学位」を取得していることになります.
【 学位 = 資格? 】
「学位」とは,いわゆる「資格」とは異なります.
どちらかと言えば,学術的な「称号」といった意味合いが強いです.あるレベルをクリアした証として,そのレベルをあらわす称号が与えられるというイメージが分かりやすいかと思います.
では,具体的にはどのような称号なのでしょうか.
短期大学士(短期大学卒)
準学士(高等専門学校卒)
学士(大学の学部<4年>卒)
修士(大学院の修士課程<前期博士課程>修了)
博士(大学院の博士課程<後期博士課程>修了)
これらが,主な「学位」となります.
【 学位取得の道は遠い? 】
在籍期間の目安としては,
短期大学士(高校卒業後,短大に入学して2年)
準学士(中学卒業後,高専に入学して5年)
学士(高校卒業後,大学に入学して4年)
修士(大学卒業後,大学院に入学して2年)
博士(修士修了後,さらに3年)
となります.
ですから,博士号を取得するためには,大学4年+大学院5年(修士課程2年+博士課程3年)の計9年もの間,大学および大学院にお世話になるということになります.小学6年と中学3年の合計が9年ですから,それと同じくらいの長さです.まさに,気が遠くなるような時間です.
もちろん,成績優秀者には飛び級のような制度もありますので,7年(大学4年+修士2年+博士1年)で博士号を取得するツワモノもいますが,標準的には大学に入学してから9年は必要と考えて間違いないでしょう.
最近では,修士課程を1年で修了できる大学院も出てきました.1年程度であれば,社会人が気軽に参加できる年数かもしれません.
【 ずっと学生でいられるの? 】
実は,在籍可能な期間というものが設定されています.
大学の場合は,確か最大で8年(標準4年×2倍)だったと思います.留年を重ねても構わないのですが,8年で大学を去ることになります.同様に,大学院も標準年数×2倍まで在籍可能だったと思います.
博士を目指すのであれば,タイムリミットは6年という目安があります.
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