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  <title>社会人ドクターへの道　～サラリーマン工学博士の奮闘記～</title>
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  <description>社会人生活を送りながら，これから大学院にて博士号を取得しようと思っている人向けに，私の過去の経験を基にして，情報を提供します．</description>
  <lastBuildDate>Sat, 16 Jan 2010 06:01:33 GMT</lastBuildDate>
  <language>ja</language>
  <copyright>© Ninja Tools Inc.</copyright>
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    <item>
    <title>後悔しないために</title>
    <description>
    <![CDATA[博士号を取得するために必要なことは学力や財力ではなく，本人のやる気が一番です．どんなに苦しくても辛くても忙しくても，また，いろんな人や物から誘惑されても一切断ち切るだけの強い精神力が求められます．<br />
<br />
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<br />
家庭の事情や個人的な都合で，大学卒業後，そのまま社会人として仕事をされている方は少なくないのではないでしょうか．私も家庭の事情により，はっきり言ってしまえば金銭的な理由により，大学4年で卒業した後，大学院への進学を諦めざるをえませんでした．<br />
<br />
理系の場合，学部卒と院卒では待遇が異なります．<br />
就職の際に，希望を通しやすいのは院卒ですし，入社直後のポジション（社員級など）も院卒が上ですし，従って，給料も上となります．その分，退職も2年早いから同じじゃないか？という話もありますが，そうではないのです．<br />
<br />
ここでは給料の細かい議論は置いておくとして，院卒がやや得をしていることは一般的にはあまり知られていません．大学院に進学できる学力や気力があったのに，結局は諦めて，学部卒で入社した後の辛さは，当人しか分からないでしょう．<br />
<br />
お金や境遇のことだけでなく，自分がやり残したことをクリアしておきたいという気持ちが少しでもあるのであれば，迷うことなく，チャレンジするべきです．やらないで後悔するよりは，やって後悔した方が，精神的には良いと信じています．たった一度きりの人生です．<br />
<br />
そして，いろんな思いを抱えながら，熟成された時間を経て大学院に進むということは，ストレートで大学から大学院へと進学する場合と比べて，とても意味のあることだといえます．<br />
<br />
私の場合，学部卒から5年を経て博士課程にトライしました．28歳になる時です．そこから5年掛かって工学博士となったのが33歳．ストレートにいった場合よりは若干遅れています．ですが，10年や20年のブランクがあってもまったく問題がありません．<br />
<br />
後悔しないためにも，「やりたい」と思った瞬間に動いてみてください．<br />
<br />
<br />]]>
    </description>
    <category>コラム</category>
    <link>http://phd.blog.shinobi.jp/%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0/%E5%BE%8C%E6%82%94%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB</link>
    <pubDate>Sat, 16 Jan 2010 06:01:33 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>足のうらの米つぶのようなもの</title>
    <description>
    <![CDATA[世界経済の状況は，すこぶる悪いです．一向に改善の兆しが見えません．<BR>
社会人ドクターとして，せっかく博士号を取得しても，いざ，転職を考えた場合に，簡単にはいかない現状があります．<BR>
<BR>
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<br />

もともと，博士号という学位は，昔からよく，<BR>
<BR><u>
『学位というのは，足の裏の米粒のようなものである．<BR>
　取らないでもどうということはないが，取らないと気持ちが悪い．<BR>
　しかし，取ったところで食えない』</u><BR>
<BR>
と，ジョーク半分で言われていました．<BR>
これは，その名の通り，すばらしく的を射た表現です．<BR>
<BR>
しかし，実際に，大学教員や研究機関へ進もうと考えている人たちにとって，学位は必需品です．確かに，これがなくても，教員にはなれますが，そこそこの大学で准教授や教授を目指すのであれば，やはり，必要です．<BR>
<BR>
多くの人が，必死になって，学位の取得を目指し，やっとの思いで取得できたとしても，今の時代は，なかなかまともな就職先が見つからないのが難点です．何故なら，需要と供給のバランスが大きく崩れてしまっているからです．
今から10年くらい前になりますが，大学院重点化政策の影響で，膨大な定員増が主要な大学院で行われました．そのような大幅な供給増が行なわれた一方で，少子化で大学生はどんどん減少し，その結果として，大学ポストの需要も減り，需給のバランスが大きく崩れてしまったのです．<BR>
<BR>
このため，教員のパーマネント採用はほとんどなくなり，基本的には任期付き採用が当たり前となりました．単年あるいは複数年単位で契約を更新し，最大で5年までといった上限もあるようです．大学によっては，その間に優れた結果を残した人に対して，パーマネント採用に切り替えることもありますが，契約社員のような立場で研究や教育をする必要があり，精神的にはかなり大変です．<BR>
<BR>
最近では，任期付きポストを渡り歩き，正規への道がなかなか決まらない人が増えています．大学側からしてみれば，人件費が安くて，簡単に首を切りやすい教員を採用した方が経営的には都合がよく，今後も，このスタイルは続くと予想されます．非常勤講師なども増えてきたのはそのせいでしょうか．<BR>
<BR>
そして，正規の応募枠が募集されても，それなりの人たちが殺到しますから，よほどの実力者かコネでもない限り，簡単には正規雇用されなくなりました．<BR>
<BR>
これは，深刻な問題になっており，「高学歴ワーキングプア」という言葉も生まれてきたくらいですから，いずれ国も何らかの政策を打ち出すことになるかもしれません．<BR>
]]>
    </description>
    <category>コラム</category>
    <link>http://phd.blog.shinobi.jp/%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0/%E8%B6%B3%E3%81%AE%E3%81%86%E3%82%89%E3%81%AE%E7%B1%B3%E3%81%A4%E3%81%B6%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AA%E3%82%82%E3%81%AE</link>
    <pubDate>Sun, 27 Sep 2009 08:53:39 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>人生設計と崩壊の危機</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>社会人ドクターを目指す方は，現在の状況と今後予想される展開を冷静にイメージしておくことが必要になります．<br />
<br />
特に，既婚者は通常の仕事に加え，家庭生活もあるわけですから，家族の協力がなければ，なかなか思うようには研究に取り組めなくなります．<br />
<br />
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<br />

社会人ドクターを目指す年齢は，募集要項に明確に記載されていませんので，本人のやる気次第でいつでもいいわけです．<br />
<br />
しかし，職場や家庭における自分の立場や役割によって，制約を受けることが往々にしてあります．30代だから気軽にOKとか，60代だから遅すぎるとか，単純に数字で判断するのではなく，あくまでも，個人個人の置かれた状況によるということです.<br />
<br />
そこで，家庭について考えてみましょう．<br />
<br />
独身か既婚かによっても社会人ドクターへの取り組み方が大きく異なります．<br />
独身者の場合，基本的には本人の自由です．婚期が遅れると親が嘆く場合もありますが，それはそれで，うまくコントロールできる話です．ところが，既婚者の場合は家庭がありますから，難易度は上がります．家族サービスの時間はほとんど削られると思って間違いないですから，下手をすれば離婚の危機が訪れるかもしれません．<br />
<br />
また，これから結婚をしようと思っている方はさらに難しいです．<br />
仕事と学業の両立だけでも大変なのに，そこに，恋愛まで加わるとどうなるか．当然のことながら，時間が削られてしまいます．人に与えられる一日の持ち時間はどんなに頑張っても24時間です．恋愛という要素を加えた場合，精神的なプラス面はありますが，物理的なマイナス面も発生するということです．これは結婚を意識した年代は要注意です．<br />
<br />
ですが，結婚に関係なく，協力を得られるパートナー（理解者）がいるということは，心の大きな支えとなります．恋愛は面倒だとか，マイナスだとか，否定的に片付けるのではなく，安らぎや癒しが得られるものとプラスに感じられれば，良い方向に進むと思います．<br />
<br />
3～6年間も非日常的な生活を強いられるわけですから，人生設計と崩壊の危機に葛藤しながらも前向きに頑張る強い気持ちが求められることになります．<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>コラム</category>
    <link>http://phd.blog.shinobi.jp/%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E8%A8%AD%E8%A8%88%E3%81%A8%E5%B4%A9%E5%A3%8A%E3%81%AE%E5%8D%B1%E6%A9%9F</link>
    <pubDate>Sat, 06 Jun 2009 11:00:00 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>謝礼金は必要なのか？</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>某医学部の医学博士号の取得に関する「謝礼金」の扱いについて，いろいろとメディアで取り上げられたことは記憶に新しいところです．<br />
<br />
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<br />
お世話になった先生へのお礼として，主査や副査に何十万円と金品を渡すことが慣例的に行われていたというものですが，このお礼の仕方に問題があるのではないかと問題視されました．<br />
<br />
問題点のひとつとして，お礼の形が「お金」であるということ．<br />
そして，その額が大きいということ．<br />
さらに，お金を渡せば「医学博士」が取りやすくなるのでは？ということ．<br />
<br />
この問題は非常に複雑で杓子定規には答えが見つからないと思います．<br />
常識的には，謝礼金を渡すことに抵抗があるのですが，昔から医学部ではこのようなことが行われてきたと噂されていますし，税金みたいなものだと思う方々も多いことも事実です．<br />
<br />
『白い巨塔』では，主人公の医者が，賄賂を巧みに利用して，教授へと登りつめていくシーンがありますが，医者とお金が強く結びついていると思われた方も多いのではないでしょうか？<br />
<br />
もともと医学博士というのは，工学博士と違って，取得方法が異なります．<br />
<br />
知り合いの医学部の先生に聞いてみても，医学博士は論文が1本あれば何とかなるらしいです．その質が高ければ，確かにそれでも良いと思いますが，狭い研究領域では，質の高さを判断することも難しく，結局は，審査する側の裁量によるところが大きいのではないかと思います．<br />
<br />
この裁量が曲者で，お金との絡みがあるのではないかと想像してしまうのですが，もちろん，公正な評価をしていることが大前提で，だからこそ，取得できた際に，余計に感謝の意をあらわすのではないかと思います．<br />
<br />
<br />
ちなみに，私の場合は，謝礼金ではなく，お菓子と商品券を用意したのですが，商品券もお金みたいなものです．教授は，以前から「謝礼は不要」と常々言っていたこともあり，お菓子は受け取ったものの，商品券は全て慈善団体へ寄付されました．<br />
<br />
今回の医学部の問題が起こる前の出来事ですが，教授の毅然とした態度というか，誤解を生みたくない潔癖な態度には感心しました．やはり，余計なことはしない方が良いということです．恩返しはお金ではなく，成長した自分を見せることが一番ではないでしょうか．<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>コラム</category>
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    <pubDate>Sat, 02 May 2009 05:35:10 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>まとめと感想</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>私の経験談をまとめてみましたが，これから「社会人ドクター」を目指す方に少しでもお役に立てれば幸いです．<br />
<br />
2006年度の文部科学省の学校基本調査によれば，全国の大学院の社会人入学者は，修士課程が8,161人，博士課程が5,257人と増加傾向にあるようです．<br />
体験談にある通り，敷居が高いことは確かですが，やる気のある方であれば，苦難を乗り越えて，勉強する楽しさを改めて実感できると思います．<br />
<br />
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<br />
<span style="font-size:125%"><strong>【　素朴な感想　】</strong></span><br />
<br />
私の勤務先は，何年も前から，研究所に所属している人を対象に，「在職ドクター制度」を適用しています．しかし，枠が数年単位で一人しかありませんので，当然のことながら，希望者の数が多く，代表として選ばれるだけでも至難の業でした．<br />
<br />
ところが，私の所属している部署は，そもそも，そのような制度がなく，過去に前例がありませんでした．とても困りましたが，私は，制度に関係なく，博士課程に挑戦しました．とりあえず，上司への説得は後回しです．前例がないことに対して，保守的な組織ほど慎重になりますが，失敗した時のリスクも想定し，建設的な議論を重ねた結果，入学が認められました．<br />
<br />
在籍期間は3年間という約束で，しかも，学位取得後10年以内に自己都合退職した場合には，学費を返還するという「縛りのような」誓約書にもサインしました．さらに，博士号を取得できずに退学した場合にも学費の返還をするという，とてつもなく厳しい条件でした．<br />
<br />
3年を過ぎた段階で結果が出ず，諦めるかどうかを役員を交えて協議し，私は頭を下げて継続をお願いし，あと1年だけという約束で在学延長することになりました．ところが，指導教官の厳しい指導もあり，4年経過してもまだ取得できませんでした．かなり落ち込みました．再び協議しましたが，恥を忍んで，もう1年お願いしました．上司たちは猛反対でしたが，指導教官の強い後押しにより，再々延長が決定したのです．<br />
<br />
結果として，5年もかかって博士号を取得できたわけですが，前例のないところからスタートし，後に続く者のために，制度化への道をつくり，一度や二度の失敗だけで全てが終わらないように在学延長という手段を構築し，まさに前人未踏の大きな挑戦となりました．<br />
<br />
私と同じ境遇の方は少なくないと思いますが，職場や年齢に関係なく，真剣に「社会人ドクター」として勉強（研究）する熱意さえあれば，いつか，周りも協力してくれると思います．最後まで諦めずに頑張ってください．<br />
<br />
Please feel free to e-mail me.<br />
doctor_kaga[at]yahoo[dot]co[dot]jp<br />
<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>第７章　その後…</category>
    <link>http://phd.blog.shinobi.jp/%E7%AC%AC%EF%BC%97%E7%AB%A0%E3%80%80%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%BE%8C%E2%80%A6/%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81%E3%81%A8%E6%84%9F%E6%83%B3</link>
    <pubDate>Sat, 14 Mar 2009 11:00:00 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>思い切って転職する！？</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>社会人ドクターとして，博士号を取得した後，おもわぬ話が舞い込んできたり，予想外の展開によって転職の道が開けることがあります．<br />
その辺りの事情について考えてみましょう．<br />
<br />
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<br />
<span style="font-size:125%"><strong>【　円満退職は難しい？　】</strong></span><br />
<br />
社会人ドクターとして研究活動を続けていくうちに，いろいろな出会いがあるかと思います．例えば，学術大会などで知り合った他大学の先生，あるいは，研究機関や民間企業の研究者たちです．そして，知らず知らずのうちに，彼らを含めた大きな人的ネットワークが構築されていくことがあります．<br />
<br />
社会人ドクターは，基本的には勤務先からの「派遣」という形で大学院に通うことになると思いますので，当初の目的である博士号を取得すれば，勤務先に戻って，力を発揮することが望まれます．<br />
<br />
ところが，諸事情（勤務先での仕事内容，人間関係，スカウトなどを含めます）により，勤務先を辞めて，転職をする可能性もあります．<br />
<br />
事前に誓約書を作成していると，その条件に従って，博士号取得に要した費用（学費や交通費など）を返還する必要があるかもしれませんが，退職するにあたり，勤務先との話し合いは重要です．<br />
<br />
また，「社会人ドクターによる博士号取得」を目指した留学が勤務先において制度化されているような場合，後に続く者に影響を与えますので，余計に，しこりを残さないように，円満解決することが大切です．<br />
<br />
<br />
<span style="font-size:125%"><strong>【　自分を知ることが大切！　】</strong></span><br />
<br />
博士号を取得したことにより，自分の能力を過信したり，天狗になる人がいるかもしれませんが，客観的に判断した結果，勤務先でその能力を全く活かせないような状況であれば，転職を考えることも悪くないと思います．なぜなら，博士号は，何らかの研究分野で何かを追求するためのライセンスのようなものであり，また，その品質保証書を兼ねているということにもなるからです．<br />
<br />
私は以前，指導教官から，<br />
<br /><strong>
「課程ドクターというのは，一人前の研究者としてやっていけることを証明するもの」<br /></strong>
<br />
と言われたことがあります．<br />
これは，一流の研究者ではなく，とりあえず，初心の研究者としてスタートラインに立つことができるという意味です．ですから，転職するにしても，その世界で新たな下積みが始まることを覚悟する必要があります．<br />
<br />
大学や研究機関への転職を考えた場合，社会人ドクターを経て博士号を取得した時の「年齢」と博士号取得後の「研究業績」などが大きく影響します．<br />
<br />
ポスドク（博士号取得後の任期付きの職／ポストドクターの略），助教，研究員などの求人は，年齢の条件として「35歳以下」が一般的ですので，学位取得時の年齢が35歳を超えていると，その時点で，かなり厳しい選択肢となります．また，仮に年齢条件をクリアできたとしても，年齢に応じた学位取得後の実績も問われます．<br />
<br />
一般的に，学位取得後にそのまま研究の道に進めば，毎年何らかの業績が残ることになります．つまり，年数が経てば，その分だけ業績もあるはずですから，学位取得後しばらく勤務先で普通の仕事をして研究活動から離れてしまうと，その空白の年数を含めた業績が求められてしまいます．<br />
<br />
一方，いきなり准教授や教授への転職を狙うことも不可能ではありません．<br />
しかし，さらに条件が厳しくなります．年齢は問題ありませんが，求められる業績の幅が広がり，論文や発表といった研究業績だけでなく，助成金などの外部資金獲得，特許，教育（授業）などの実績も問われます．<br />
<br />
社会人経験者の場合，例えば，民間企業での研究経験を活かすことができる場合もありますので，一概には言えませんが，外部資金の獲得や，高専あるいは大学などでの教育実績については，簡単には得られない厳しい環境にあるのではないかと思います．<br />
<br />
結局のところ，博士号を取得したからと言って，すぐに転職できるほど甘くはなさそうです．<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>第７章　その後…</category>
    <link>http://phd.blog.shinobi.jp/%E7%AC%AC%EF%BC%97%E7%AB%A0%E3%80%80%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%BE%8C%E2%80%A6/%E6%80%9D%E3%81%84%E5%88%87%E3%81%A3%E3%81%A6%E8%BB%A2%E8%81%B7%E3%81%99%E3%82%8B%EF%BC%81%EF%BC%9F</link>
    <pubDate>Fri, 13 Mar 2009 11:00:00 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>再び日常生活に戻る</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>無事に博士号を取得し，大学院を卒業したら，通常勤務へと戻ることになります．<br />
これまでの「仕事と学業」という二束の草鞋生活からようやく解放されます．<br />
仕事内容が昔と同じままか，新しい仕事を与えられるかは，勤務先の状況によります．<br />
また，ひょっとしたら待遇面でもアップする可能性がありますが，これも勤務先次第です．<br />
<br />
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<br />
<span style="font-size:125%"><strong>【　名刺は大きく変わる！？　】</strong></span><br />
<br />
今までと違って，名刺は新しくなるかと思います．<br />
博士号を取得すれば博士になりますので，例えば，「博士（工学）」と記載することができます．たったそれだけのことですが，博士号を取得できたことを実感できる瞬間です．<br />
<br />
英文の名刺については，例えば，山田太郎さんの場合，<br />
<br />
「Dr. Taro Yamada」か「Taro Yamada, Ph.D.」<br />
<br />
のどちらかが多いようです．<br />
前者は，その名の通りですが，後者の「Ph.D.」は何の略でしょうか？<br />
これは，「Doctor of Philosophy」の略です．この場合の「Philosophy」は，哲学のことを指すのではなく，学術一般を意味しています<br />
<br />
故に，「博士（工学）」の正式名称としては，「Doctor of Philosophy in Engineering」となります．<br />
<br />
<br />
<span style="font-size:125%"><strong>【　天狗にならない！　】</strong></span><br />
<br />
勤務先に戻れば，これまでの研究とは無関係な仕事をすることもあるでしょうし，そのまま研究を継続することもあるでしょう．結局のところ，勤務先次第になりますが，基本的には，勤務先は見込みのある人間に対して投資をするわけです．<br />
<br />
つまり，その人にドクター（博士号）を取らせることによって，勤務先が何らかのメリットを感じる必要があります．ですから，本来であれば，博士号を取得させた後で，その能力を発揮してもらうような仕事（テーマ）を与えることになるかと思います．博士号を取得しても，すぐにはパワーアップしないとは思いますが，博士課程で培った知識や経験を最大限に活かすことが望まれます．<br />
<br />
また，大学院在学中に，同僚に多少なりとも仕事の負担をかけていた場合もあるでしょうから，周囲への気配りも必要になります．特に，高い競争率で社内人選を勝ち抜いて「社会人ドクター」に選出された方は，周囲の妬みにも配慮した方が良いでしょう．<br />
<br />
天狗にならないことが一番大切かもしれません．<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>第７章　その後…</category>
    <link>http://phd.blog.shinobi.jp/%E7%AC%AC%EF%BC%97%E7%AB%A0%E3%80%80%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%BE%8C%E2%80%A6/%E5%86%8D%E3%81%B3%E6%97%A5%E5%B8%B8%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AB%E6%88%BB%E3%82%8B</link>
    <pubDate>Sun, 08 Mar 2009 11:00:00 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>涙の卒業式</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>いよいよ大詰めを迎えた社会人ドクターの軌跡．<br />
無事に満開の桜を見ることができました．<br />
<br />
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<br />
<span style="font-size:125%"><strong>【　感動のフィナーレ？　】</strong></span><br />
<br />
2月上旬，ついに最終審査の結果が出ました．<br />
無事に博士号の取得が決定し，まさに感無量です．指導教官から合格の通知を聞いた瞬間，喜びと安堵の気持ちでいっぱいでした．もちろん，勤務先にも報告しましたが，数多くの祝福とねぎらいの言葉をいただきました．3年で到達できる予定でしたが，残念ながら延長を2回繰り返し，計5年かかりましたから，勤務先もホッとしたことでしょう．そして，想像以上の過度のストレスから急激に髪も薄くなり，5年間の死闘が目に見える形で残りました．<br />
<br />
3月下旬，いよいよ卒業式および学位授与式です．<br />
大学時代の母校ではありましたが，社会に出てから数年後に再び，大学院の卒業式を迎えることができ，不思議な気持ちでした．学位授与式には私と同じような社会人ドクターの姿もありました．私が所属していた研究室には，社会人ドクターとして苦学を共にした後輩がいましたが，同じ日に学位授与式に参加でき，一緒に写真を撮ったり，指導教官や学科内の先生方と話をしたり，楽しい時間を過ごすことができました．<br />
<br />
ひとりずつ教壇に向かい，学位記を手渡しされるのですが，随分と気が動転し<br />
て，立ち位置を間違えてしまいました．そのくらいの喜びだったのです．<br />
<br />
頂いた学位記には，<br />
<br /><u>
「本大学大学院理工学研究科○○専攻の博士課程所定の単位を修得し，学位論文の審査ならびに最終試験に合格したことを証し，博士（工学）の学位を授与する」<br /></u>
<br />
と記載されています．<br />
念願そして感動の博士号取得の瞬間でした．<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>第６章　卒業</category>
    <link>http://phd.blog.shinobi.jp/%E7%AC%AC%EF%BC%96%E7%AB%A0%E3%80%80%E5%8D%92%E6%A5%AD/%E6%B6%99%E3%81%AE%E5%8D%92%E6%A5%AD%E5%BC%8F</link>
    <pubDate>Sat, 07 Mar 2009 11:00:00 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">phd.blog.shinobi.jp://entry/29</guid>
  </item>
    <item>
    <title>博士論文の製本と寄贈</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>博士論文の最終版は，しかるべきところに提出するために，ハードカバーの状態で製本する必要があります．<br />
学位授与後，学位論文（博士論文）は，国立国会図書館，大学図書館，主査のもとで1部ずつ保管されることになっています．<br />
主査や大学の図書館は何となく分かりますが，国立国会図書館にも保管されるというのは凄いことだと思います．<br />
恐らく，半永久的に残ると言っても過言ではないでしょう．<br />
ちなみに，博士論文の概要である「主論文要旨」は，論文審査の要旨と共に，全国の大学や研究所等に送付されるようです．<br />
<br />
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<br />
<span style="font-size:125%"><strong>【　製本はプロに任せる！　】</strong></span><br />
<br />
製本作業は，やはり，専門家に任せるのが一番です．<br />
暫定版の頃は，研究室のプリンタで打ち出して，パンチ穴をあけて，ファイル綴じをしていましたが，国立国会図書館や大学図書館に納めたり，主査や副査の先生方に最終版を送る場合には，ハードカバーのしっかりしたモノにする必要があります．<br />
<br />
大学の生協やコピーセンターなどでも製本作業を扱ってくれることがありますが，私の場合は，とにかく時間に追われていたこともあり，短納期で仕上げてくれるプロ（専門業者）を探しました．調べる方法はインターネットが便利ですが，それより先に，大学図書館に行って，過去の博士論文のハードカバーを直接見て，その業者を知ることが手っ取り早いです（ハードカバーに業者名が印刷されたり，シールが貼ってある場合があります）．<br />
<br />
私はそこで，いくつかの業者名を知り，ネットで調べました．そのうちのひとつが，私が通っていた大学の博士論文の製本実績がそこそこあったこと，短納期であったこと，サービスが充実していること，都内にあること，の理由から，迷うことなく決めました．<br />
<br />
製本は，依頼者が用意した原稿（印刷された紙の状態）をそのままハードカバーに綴じて，綺麗に仕上げる作業です．このため，印刷された原稿の状態を良くしておく必要があります．<br />
<br />
私は，紙質や印刷ミス（ズレ，汚れ，異物付着など）に注意して，10部用意し，業者まで持参しました．最終審査申請には3部必要ですから，まずは，超特急で3部だけ製本していただき，再び，引き取りに行きました．期待通り，ほんの数日間で作業完了でき，なんとか間に合いました．ちなみに，1～2月は製本ラッシュの時期ですから，時間に余裕を持って業者に依頼した方が良いでしょう．<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>第６章　卒業</category>
    <link>http://phd.blog.shinobi.jp/%E7%AC%AC%EF%BC%96%E7%AB%A0%E3%80%80%E5%8D%92%E6%A5%AD/%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E8%AB%96%E6%96%87%E3%81%AE%E8%A3%BD%E6%9C%AC%E3%81%A8%E5%AF%84%E8%B4%88</link>
    <pubDate>Fri, 06 Mar 2009 11:00:00 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">phd.blog.shinobi.jp://entry/28</guid>
  </item>
    <item>
    <title>公聴会は晴れ舞台！</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>予備審査，専攻会議，審査会と難関を突破し，いよいよ，最後の発表を残すのみとなりました．<br />
それが「公聴会」です．<br />
<br />
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<br />
<span style="font-size:125%"><strong>【　公聴会は最後の発表！　】</strong></span><br />
<br />
苦節5年の集大成として，最後の発表の場である「公聴会」を迎えました．<br />
公聴会は，事前に，学内の掲示板と大学のホームページにアナウンスされていることもあり，関係者以外の一般聴講も可能となります．社会人ドクターであれば，勤務先関係者が聴講することが多いようです．せっかくの晴れ舞台ですから，一人でも多くの方に聞いていただけると嬉しいと思います．<br />
<br />
公聴会の数日前に，指導教官から最後のアドバイスをいただきました．<br />
<br /><strong>
「この方が論文のまとまりは良いと思います．しかし取り組んだ動機が実務からで，それを一般化したのだというメッセージを忘れないように．在職ドクターの意義がそこにあるはずです．○○先生（共同研究スタッフの先生）の手伝いをしたというイメージにならないように，主体性を持った発表にしてください．」<br /></strong>
<br />
最後の発表ということで，5年間のいろいろな思いを込めて，発表資料の修正に熱が入りました．数々の修羅場を経験していることもあり，発表の仕方も他人から数多く学びました．例えば，真面目な発表スライドの中に，時々，息抜きできるようなスライドを用意するといった工夫をしました．そのひとつが，自宅で飼っていた愛犬の画像でした．研究に疲れた時の癒しでしたが，実は，神様の悪戯か，博士号取得後に急死してしまいました．<br />
<br />
私の公聴会は，聴講者の数は少なかったものの，納得のいく形で最終発表が出来て良かったと思います．あとは，「最終審査」を残すのみです．この時点では，自分自身で何かをすることができない状況ですから，とにかく吉報を待つのみです．<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>第６章　卒業</category>
    <link>http://phd.blog.shinobi.jp/%E7%AC%AC%EF%BC%96%E7%AB%A0%E3%80%80%E5%8D%92%E6%A5%AD/%E5%85%AC%E8%81%B4%E4%BC%9A%E3%81%AF%E6%99%B4%E3%82%8C%E8%88%9E%E5%8F%B0%EF%BC%81</link>
    <pubDate>Sun, 01 Mar 2009 11:00:00 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">phd.blog.shinobi.jp://entry/27</guid>
  </item>

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